
精力増強や勃起力アップには、亜鉛、トンカットアリ、すっぽん、マカ、クラチャイダムなどの成分が有効です。
しかし、これらの成分は一定の効果はあるものの、十分な効き目があるとは言えないのです。
ところで、トンカットアリやクラチャイダムには、共通した成分が含まれています。
それはアルギニンです。
アルギニンは、体内に入ると血管の中で一酸化窒素を生成して、血管を拡張させます。
この結果、ペニスの毛細血管も拡張して大量の血液が流れ込み、強い勃起が起こるのです。
また、アルギニンと一緒にシトルリンを摂取すると、この2つが相乗効果を発揮して、さらに多くの一酸化窒素を生成します。
では、アルギニンとシトルリンとは、どんなものなのでしょうか?
ここでは、アルギニンやシトルリンの効能と摂取量、副作用について見ていきましょう。
目次
アルギニンとは何か
アルギニンは、非必須アミノ酸とか準必須アミノ酸と呼ばれる、アミノ酸の一種です。
体内で生成できるアミノ酸ですが、加齢とともに生成量が減少していきます。
また、第二次性徴期には体内で作られる量では足りないので、食事などで補う必要があります。
非必須アミノ酸とは、体内で作れない必須アミノ酸に対して、体内で作ることのできるアミノ酸です。
たんぱく質を構成している20種類のアミノ酸の中で非必須アミノ酸は11種類あるといわれています。
非必須アミノ酸の代表的なものにL-アルギニンがあります。
体の成長に欠かせない成分であり、体内の老廃物であるアンモニアを無害化するのになくてはならない成分です。
L-アルギニンに勃起力アップなどの男性機能改善効果があることはよく知られていますが、食欲を抑える効果があることはあまり知られていません。
L-アルギニンを摂取すると食欲が抑えられるため、ダイエット効果も期待できます。
ちなみに、アミノ酸は体内のたんぱく質を形成する最小単位の成分です。
体を作り維持するのにたんぱく質が必要ですが、人間はたんぱく質を食物から摂取して消化し、一度アミノ酸に分解して人体に必要なたんぱく質に再合成して利用します。
1886年にドイツで発見されましたが、漢方では昔から滋養強壮や婦人病、肝炎の治療薬として使われていました。
アミノ酸は血液や内臓、筋肉など体を作っているあらゆる組織に必要な成分です。
たんぱく質は多くのアミノ酸が結合してできており、1つのたんぱく質を生成するためには、アミノ酸の種類や数、結合する順番などが厳密に決まっており、少しでも狂うと生成することができません。
そうなると、体内で筋肉を合成したり血液を作ったり抗体などを作るメカニズムに不調が生じるおそれがあります。
たんぱく質の生成はそれほど微妙であり大切なものなのです。
アルギニンの効能
アルギニンには以下の効能があります。
- 成長ホルモンの合成促進
- 疲労回復
- 勃起力改善
- 動脈硬化の予防
ひとつずつ見ていきましょう。
成長ホルモンの合成促進
成長ホルモンは脳下垂体から分泌されますが、アルギニンには成長ホルモンの合成と、分泌を促進する作用があります。
成長ホルモンは、成長期の子供の身長を伸ばしたり、骨や筋肉を発達させるのに必要なホルモンです。
脳下垂体は、脳の下側に接している器官です。脳下垂体内部には血管が張り巡らされており、分泌されたホルモンが血流とともに全身に運ばれます。
脳下垂体からは、成長ホルモン(GH)や副腎皮質刺激ホルモン、性腺刺激ホルモンなどが分泌されます。
これらのホルモンは、骨や筋肉の成長、乳腺の発育、精子や卵子の生成などに密接に関わっています。
成長ホルモンは骨や筋肉の発達を促すホルモンで、第二次性徴期に大量に分泌されて体の成長を促進します。
成長ホルモンは大人になると必要なくなるかというとそうではなく、代謝や脂肪分解などにも必要なホルモンで、死ぬまで分泌は続きます。
ところで成長ホルモンは、成長が止まった大人には関係ないと思われがちですが、実はそうではありません。体を鍛えると成長ホルモンが分泌され、疲労回復や肌の美容にも必要なものです。
成長ホルモンはアンチエイジングにも効果があり、成長ホルモンが不足すると老化が早まります。
成長ホルモンは寝ている間に分泌されるため、アルギニンを摂取すると同時に良質な睡眠を取ることも大切となります。
良質な睡眠を取るにはどのようにしたらいいのでしょうか?
通常、睡眠不足はいけないとされ、8時間程度睡眠を取るのがいいとされています。
日によって寝る時間と起きる時間が違うようだと、良質な睡眠が取りにくくなります。
仕事の都合などで毎日規則正しく就寝し、起床するのが難しいなら、なるべく時間を揃えるように努めてください。
だいたい、夜10時から12時の間に就寝して朝6時から7時くらいに起きるのがいいでしょう。
睡眠時間は8時間が理想といわれますが、これには根拠がないという説もあります。
しかし、アメリカで100万人を対象に調査したところ、睡眠時間が7時間の人たちに比べて3~4時間しか寝ない人たちと8時間半寝る人たちは、どちらも死亡率が15%も高かったというデータがあります。
これを見ると、理想的な睡眠時間は7時間を目安にするのが一番問題がなさそうです。
良質な睡眠を取るためには、寝る前にスマホやパソコンはやめましょう。スマホやパソコンの画面の光が目に与える刺激は不快眠りを妨げます。
疲労回復
アルギニンは、身体疲労や脳疲労の改善にも効果があります。
アルギニンが発生させる一酸化窒素には、血管を拡張させる働きがあります。
このため大量の血液が体を循環するようになり、細胞活動で作られた老廃物をスムーズに排出して、栄養と酸素を届けられるので、疲労回復が早くなるのです。
特に有害な疲労物質のアンモニアを肝臓まで運び、尿素回路で分解して尿として体外に排出するため、体のだるさがなくなります。
これはそのままアンチエイジングにつながり、勃起力アップも促進するのです。
一酸化窒素は酸性雨の原因物質ともいわれ、地球環境を破壊する元凶と言われていますが、これが人体の血管内で発生すると血管を拡張して人体に福音をもたらすというのですから、考えてみると不思議な気がします。
しかし、人体にとって有益なのは、あくまでも体内で生成される一酸化窒素だけで、それ以外の一酸化窒素は有益でも何でもなく、ただの地球環境破壊物質に過ぎないようです。
同じ一酸化窒素なのに、こんな違いがあるのも不思議といえば不思議ですね。
勃起力改善
上でも少し触れましたが、アルギニンには一酸化窒素を生成して血管を拡張する作用があるので、勃起力をアップさせる効果もあります。
勃起力が衰えるのは、血管が硬くなり十分な量の血液がペニスに流れ込まなくなることが、その大きな原因として挙げられます。
アルギニンには、このような多くの男性が抱える悩みを、根本から解決する効能があるのです。
そもそもの疑問ですが、なぜ勃起が必要なのでしょうか?
勃起力不足に悩む男性は多く、勃起させるためにはどうしたらいいかについては、さんざん議論されているのに、なぜ勃起が必要なのかはほとんど論じられていないでしょう。
なぜ勃起が必要かというと、人間のペニスには骨がないからです。あらゆる動物の中で、陰茎骨と呼ばれるペニスの中の骨がないのな人間だけなのです。
ではなぜ人間のペニスには骨がないのかというと、太古の昔はあったのが、進化の過程でなくなっていったようなのです。
陰茎骨がある動物の多くは一夫多妻制で、何頭ものメスと交尾するために、オスのペニスは骨が入っていないと役目を果たせなかったのです。
しかし、人間は基本的に一夫一妻制となっていったので、ペニスが長時間の性交に耐える必要がなくなったために、陰茎骨が退化したということです。
しかし、このために人間のオスは、勃起力減退という症状に悩まされることになったのです。
動脈硬化の予防
これまで述べたように、アルギニンには血管を拡張する働きがあります。
この働きがそのまま、動脈硬化予防につながります。
動脈硬化とは、動脈が硬くなってしまう病気なのですが、アルギニンにより血管が拡張することで、動脈硬化も自然と改善するわけです。
シトルリンとは
シトルリンには以下のような効能があります。
- 動脈硬化の予防
- 血管の拡張効果
- 疲労回復
動脈硬化の予防
シトルリンは、血管内で一酸化窒素を生成して血管を拡張します。
この効能はアルギニンと同じで、シトルリンにも動脈硬化を予防する働きがあります。
血管の拡張効果
先に述べたとおり、シトルリンには血管拡張効果があります。
この血管拡張作用のおかげで、ペニスの毛細血管が拡張して大量の血液が流れ込み、勃起力がアップするわけです。
疲労回復
人体は疲労するとアンモニアなどの疲労物質がたまります。
アルギニンにはこれを取り除く働きがあるため、試合の前後にシトルリンを摂取するスポーツ選手もいるほどです。
アルギニンとシトルリンの切っても切れない関係
アルギニンとシトルリンを同時に摂取すると相乗効果が働き、なお一層一酸化窒素を生成し、ペニスに流れ込む血流が増えて勃起力がアップします。
勃起の仕組みは、まず男性が性的な刺激を受けると、脳からペニスに勃起指令が飛びます。
このとき動脈の内皮細胞で一酸化窒素が生成され、cGMPという酵素が作られます。
cGMPの働きにより、血管平滑筋と海綿体平滑筋がゆるみ、ペニスの中に血液が流れ込んで勃起が起こるのです。
つまり、血管内で一酸化窒素が生成されて初めて勃起が起こるわけですが、一酸化窒素が大量に生成されると、勃起力はさらに強くなります。
つまり、勃起力増強にはアルギニンとシトルリンを同時に摂取して、大量の一酸化窒素を生み出せばいいのです。
しかし、なぜこの2つを同時に摂取すると、劇的な効果が生まれるのでしょうか。その仕組みはこうです。
まず、アルギニンが一酸化窒素を生成する過程で、シトルリンが生まれます。
このシトルリンはアルギニンにリサイクルされてアルギニンとなり、再度一酸化窒素とシトルリンが生み出されます。
このサイクルを何度も繰り返すことで、血中アルギニン濃度が上がり、さらに一酸化窒素を増やすことに繋がるのです。
アルギニンとシトルリンの摂取目安量
アルギニンの1日の摂取量は、バイアグラを開発したルイス・J・イグナロ博士によると、3000~6000㎎となりますが、海外の論文には5000㎎の摂取を薦めるものもあります。
ちなみに、日本のメンズクリニックでは、1日500㎎の摂取を推奨しており、かなりの差があることになります。
では、シトルリンの1日の摂取量はどれくらいかというと、800㎎が推奨されています。
ただし、これはシトルリン研究会が出した数値で、公式なものではありません。
ところで、アルギニンとシトルリンを大量に摂取したらどうなるのでしょうか?
さらに一酸化窒素が生成されて、さぞかし勃起力も高まるのかと思いきや、そうはならないようです。
いくらアルギニンとシトルリンが大量にあっても、一酸化窒素を生成する酵素の量が決まっているため、余分なアルギニンとシトルリンは、尿となって排出されてしまうのです。
ちなみに、アルギニンはアルカリ性なので、大量に摂取すると胃腸に負担がかかります。
下痢や胃のむかつきなどの副作用が出るおそれがあるので、過剰摂取には注意しましょう。
アルギニンとシトルリンはサプリで摂ると効率的
アルギニンとシトルリンを食物から摂取するのは困難なので、定期的に摂取したいなら、サプリメントを飲むほうがいいでしょう。
また、精力増強と勃起力アップのために飲む場合には、最初からそのために作られた精力増強サプリを飲む方がはるかに効果的です。
精力増強サプリには、アルギニンとシトルリンのほかに、亜鉛やマカ、トンカットアリなども含まれているので、高い効果が期待できます。
アルギニンの反応機構
尿素に解毒されていく中で生み出されるものがありましたね。人間にとってはプラスの効果効能をもたらす、一酸化窒素です。前述した中で一酸化窒素はシトルリンが作り出すものでしたが、正確に言うと、アルギニンが一酸化窒素を作る過程で産生したシトルリンが、一酸化窒素を作り出すという事になります。
このことからも、アルギニンとシトルリンが強い絆で結ばれたパートナーである事がわかります。またこのアルギニンは、シトルリンと効果効能もほとんど差異はありません。
ただアルギニンは特に成長ホルモンを促進するものでもあります。男性が男性らしくある為、妊娠6週頃から作られていく成長ホルモン「テストステロン」の生成量をより高める効果が実証されています。
このテストステロンは、年齢を重ねるにつれ生成されづらくなるものなので、これを活性化させる為に、男性不妊症に悩む方への改善にもアルギニンは使われているのです。
オルニチン・シトルリン・アルギニンの関係
さて、尿素回路の中で説明した「オルニチン」「シトルリン」「アルギノコハク酸」「アルギニン」ですが、実は名称が異なるだけで、全て同じアミノ酸にカテゴライズされています。
アミノ酸とは私達人間の生命を維持するための重要な栄養成分で、アミノ酸が数十万、数百万と連なったものがたんぱく質と呼ばれるものです。
たんぱく質という名前は日常生活の中でもよく耳にするので馴染みがありますよね。体内にはこのたんぱく質を維持するために20種類以上ものアミノ酸があり、各器官において重要な役割を担っています。
これらは通常の食事で十分に摂取できるものではありますが、何種類も体内で必要となる成分であることから、数種類のアミノ酸を複数摂取した方がより効果効能が認められる傾向にあります。
ほぼ差異がないという事から、どのアミノ酸を摂取しても同じと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それぞれ「摂取された時点で身体へもたらす効果効能が異なる」ものなのです。
最終的にひとつの回路へ帰する成分でも、どのアミノ酸を摂取するかで身体への影響が変わってくるので、求める効果効能によって、どのアミノ酸を摂取すべきか判断されると良いでしょう。
特にオルニチンに関してはシトルリン、アルギニンのふたつにはない機能が備わっています。それが「肝機能の活性化を助ける」というもの。肝機能と聞くと、一見これまでと無関係に思えますが、肝臓はアンモニアを除去する働きの中で大事な部位です。アンモニアが除去される働きの中で産まれるのは、身体にプラスな一酸化窒素でしたよね。
この尿素回路もエネルギーを使うものなので、その活性化を助ける意味でオルニチンは他のアミノ酸にはない役割を担っているのです。
またアルギニンとシトルリンについて「強い絆で結ばれたパートナー」と前述した事を覚えていますでしょうか?
実はこのふたつについては、ほとんど差異はないのです。そうであれば、先ほどの説明のなかでもアルギニンからシトルリンを作り出せる事がわかったので、どちらかというとアルギニンを積極的に摂取すれば良いのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、そうではないのです。アルギニンはこれまで、成長ホルモンの促進の為に使われたり一酸化窒素を生み出すのに使われたりと、かなりのハードワークをこなしている事がわかって頂けたかと思います。
実はこのサイクルの中でアルギニンは、ほとんど代謝され別物質へと変化してしまい、アルギニンとしては無くなってしまうのです。
一方アルギニンからも作られるシトルリンは他物質へと変わりづらく、尚且つ最終的にはアルギニンへと変化し、体内のアルギニン濃度を効率よく高めてくれます。
アルギニンは一酸化窒素を生み出すアミノ酸でしたよね。つまり、同時摂取をする事で、その双方の力を発揮し身体にとって良いサイクルを生み出すので、強い絆で結ばれたパートナーであると言えるのです。
一緒に摂取すると良いもの
それぞれの効果効能や、同じアミノ酸でもひとつひとつが大事な役割を担っていることは、これまででわかって頂けたのではないでしょうか。
アルギニンについては専門家によって意見が分かれているものの3000~6000mgを目安に、シトルリンは500mgを目安に摂取するのが良いようです。
どちらもサプリメントで販売されているものであり、大量摂取も可能なので、そうした方が一酸化窒素が多く産生されて良いのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし残念ながら、これらを大量摂取したとしても一酸化窒素に変えられるエネルギー量は一定量で定まっており、一酸化窒素に変われなかったアルギニンとシトルリンは、体外に排出されてしまう事が研究で明らかになっているのです。
またアルギニンはアルカリ性である事から、胃腸への負担が大きくなる事が認められています。
下痢や胃のむかつきという副作用もあるので、デメリットを生み出す大量摂取は避けた方が良いでしょう。
アルギニンは市販のサラダチキン1パック・ハンバーグ大1個分・くるまエビであれば2~3尾と、比較的食材からも得やすいアミノ酸であり、足りない部分はサプリメントで補って効率的にアルギニンを摂取するようにしましょう。
尚、副作用については個人差もあります。大量摂取でなければ副作用の心配はないとされていますが、胃腸の弱い方や不安のある方はクエン酸が多く含まれるオレンジジュース等酸性のものと一緒に摂取するのが良いでしょう。
ビタミンとミネラルのバランスは重要
もちろん、アルギニンとシトルリンだけを意識的に摂取していれば良し、というわけではなく、身体全体の代謝が悪いと、せっかく摂取した身体に良い成分も活かされません。
これでは意味がありませんね。そこで重要なのは、「代謝」に密接に関わってくる「ビタミンとミネラル」です。
三大栄養素、という言葉は誰しもが聞いた事のある言葉ではないでしょうか。この三大栄養素をエネルギーとして骨や筋肉、皮膚の一部にするために、その働きを活性化させ手助けするのが「ビタミン」です。
ビタミン自体は分解による変化等はしないのですが、身体にとって流れをよくする潤滑油の役割を果たしているので、大切な事がわかります。
またこのビタミンと相互関係を結んでいるのが「ミネラル」です。ミネラルは食物を消化し吸収したうえで、老廃物の除去に向けてその活性化を手助けします。
このように、身体の多くの成分が協力し合っているのですが、アルギニンとシトルリンのように、こちらのビタミンとミネラルもまた手に手を取り合うパートナーである事がわかります。
コンドロイチンやコラーゲンも大切
代謝が悪ければ意味がない、という内容で前述しましたが、この代謝を活性させる成分としてビタミンやミネラルと同様に挙げられるのが「コンドロイチン」と「コラーゲン」です。
今やビタミンやミネラルと同じくらい広い世代に知られている名称ではないでしょうか。コラーゲンは軟骨の成分であり、軟骨の本体はコラーゲンが主成分となって出来ています。
骨がスムーズに稼働する事でそれに付随している筋肉の疲労が感じづらくなるため、疲れやすいという方にもコラーゲンの摂取はお勧めできるものです。
また軟骨はコラーゲンが主ではありますが、もちろんそれ以外にも成分や水分を必要としており、これがなくては軟骨は作られないので、そのどれが欠けても身体に不調が出てしまいます。
特にコンドロイチンは、必要な水分を引き寄せる、言わば磁石のような役割があります。さらに、新陳代謝の活性化にも必要なものなので、この2つに関しても、是非併せて摂取するといいでしょう。
DHAとEPA摂取も試してみて
言うまでもなく、前述してきた全ての成分は体内を廻っています。
少しでも効果を発揮してもらう為には、成分を生み出したり、変化させたりするエネルギーももちろん必要ですが、身体の隅々にまで素早く効率よく行き届かせる為に、血流も大事なポイントになることがわかります。
そこで取り入れたいのが、「DHA(ドコサヘキサエン酸)」と「EPA(エイコサペンタエン酸)」です。
特にDHAという略称は比較的知れ渡っている名称ですが、これは魚の油に多く含まれ「血液がサラサラになる」という効果が期待できるものです。
またEPAに関しては、その効果から動脈硬化の治療に役立つものとして医薬品にも広く使われているのです。
血液がサラサラになるという事は、つまり出血した際に血液が固まりづらくなるという副作用と表裏一体であるという事になります。したがってこちらも摂取容量は守るべきではありますが、併せて試してみたいものですね。
まとめ
アルギニンとシトルリンは、体内に摂取することで
・成長ホルモンの合成促進(身長を伸ばす効果)
・疲労回復 ・ED改善(勃起力アップ)
・動脈硬化の予防
・血管の拡張効果
などの効果効能を得ることができます。
どちらもよく似た効能があり、疲労回復や動脈硬化の予防、勃起力アップなどに役立ちます。
特にあなたが精力増強やペニス増大目的の場合、アルギニンとシトルリンを同時摂取することで、体内に一酸化窒素が生成⇒血管の柔軟性がアップ、血流が良くなる効果が期待出来ます。
アルギニンとシトルリンは、同時に摂取すると相乗効果が働いてさらに多くの一酸化窒素を生成します。しかし、アルギニンとシトルリンを大量に摂取しても、一酸化窒素はある程度以上は増えません。
アルギニンはアルカリ性なため、摂取には副作用もあり、一度に大量のアルギニンを摂取してしまうと、胃腸系に負荷がかかり下痢や胃のむかつきの原因になります。
それを予防するためには、クエン酸と一緒に摂取したり、オレンジジュースなどと一緒に摂取するといいでしょう。
アルギニンに関しては食事での摂取が不可能ではありませんが、シトルリンは食事のみでの1日の推奨摂取量に到達することは不可能なので食品での摂取は諦めて、サプリメントでの摂取をオススメ致します。
特に精力増強が目的な場合、普通に薬局で販売されているサプリメントではなく、シトルリンアルギニン含有率が高い専用サプリを飲むほうがいいでしょう。
⇒【最新】シトルリン/アルギニンサプリ 人気商品の配合密度分析結果はこちら