
男性も性に関する悩みは多いものです。その中でもよくあることが早漏です。早漏であるために、女性を満足させられないと悩む男性もたくさんです。
そして、もう一つ悩みで大きいものは遅漏です。ますます増えてきています。ここでは、その問題や解決法について解説します。
目次
遅漏でいったい何が悪い!?
遅漏は早漏とは逆で、なかなか射精に至らないことです。早漏の男性からは、羨ましいと感じてしまうこともあるでしょう。彼らは挿入できても、早いときは、1分もしないうちに射精に達してしまう事もあるからです。
しかし、遅漏の場合には長続きはしても、結果的には射精に至らないことも多いのです。
しっかりと勃起をして、女性の膣に挿入は可能です。さらにピストン運動も問題ないのです。ところがいつまでたっても射精ができないという事になります。
その結果として、男性が女性に申し訳ないと感じてしまい、コンプレックスに感じるといった精神的ストレスがかかってしまう事になります。
そこからセックスが嫌いになってしまったり、パートナーとの関係が、セックスレスへと進んでしまうことがあります。
それによって、セックスレスなどのリスクも出てきてしまいます。
また、男性がパートナーの他の女性ではどうなるのか、などと考え、他の女性とセックスをしてしまうといった浮気も起こるかもしれません。女性も不満から他の男性とのセックスに走ることもありえます。
そして、射精ができないため、子どもが作れないという問題も出てきます。不妊というと、女性の問題と捉えられがちですが、射精もその要因になっています。
遅漏のために射精できないことや、遅漏が原因でセックスの回数が減ってしまうと、妊娠に繋がりづらくなることがあります。不妊の治療として、遅漏改善も進められています。
最後に挿入時間が長くなることで、男性だけでなく、女性にも疲労など、体への負担もかけてしまいます。時間も長時間となるため、特に女性が痛みを感じやすいのです。
さらにセックスをする時間帯によって、睡眠時間を削るなど、生活にも支障をきたすこともあります。
遅漏はさまざまな問題を引き起こす原因になり得るのだと認識しましょう。
遅漏の原因と症状
遅漏の症状としては、射精までに時間が長くかかってしまうことが挙げられます。
自分でオナニーをするときには射精できても、女性とセックスとなると射精できない膣内射精障害も遅漏に入ります。ここではその原因を見ていきましょう。
1つ目は、過度なオナニーです。刺激の強いアダルト動画や変わったやり方でオナニーをしていると、普通のセックスの時に刺激が不足してしまい、射精しづらくなってしまうのです。
また、一日に何回もオナニーをしてしまうと、精子の製造がセックスをするまでに間に合わない事になってしまいます。

2つ目に薬です。薬の副作用で勃起しづらくなる、射精ができなくなる、遅漏になる、などの場合があります。その薬は抗うつ剤です。うつ病の治療で使われる薬です。
うつ病について補足すると、精神的に落ち込んだり、やる気が出なくなる他にも、体が疲れやすくなる、食欲が落ちる、睡眠障害、動悸、口が乾くなどの症状が知られています。
さらに性欲減退や精力減退も起こります。うつ病ではセックスもできなくなることがあります。その治療の結果、遅漏や勃起不全が促進されてしまうのです。
そのため、抗うつ剤を止めることで、遅漏が改善されることがあります。
3つ目にはお酒です。あなたは毎日晩酌していませんか?
実はアルコールが勃起しづらくさせてしまったり、肝臓を悪くしてしまったりする、などいろいろと悪影響を及ぼします。
リラックスするために、少量を嗜む程度なら良いのですが、たくさん飲むほど射精にとっては逆効果です。
さらにお酒を飲む人ほど、うつ病のリスクが高まってしまいます。お酒からうつ病になり、遅漏も発症すると言う悪循環が生まれてしまうのです。
その他は、体の疲労がたまっているときには、性欲が下がってしまったり、感度も悪くなってしまうため、遅漏になりやすい状態です。
性癖で変わったプレイに興奮を感じてしまうと、今度は普通のセックスで満足できません。SMといった過激なものから、コスプレやローションプレイなどばかりやっていくと、興奮の物足りなさから射精が遅くなっていきます。
遅漏改善1:オナ禁すること
遅漏を改善する方法として、最初はオナニーをしばらく禁止してみてください。もしもオナニーが好きでなかなか厳しいと言う人でも、まずは3日~7日ほど我慢してください。
それによって、セックスをしたときに、オナニーをしていた頃よりも体の感度も上がります。
すると、普通のプレイでも興奮出来るようになります。その状態で挿入からピストン運動となると、自然と出やすい状態になるのです。
また、我慢することで精子もたまってしまいます。人によっては1日でたまることがあるのですが、普通は3日ほどかかります。
精子がたくさんあるときほど、ペニスも固くなるものです。すると女性器に挿入した時も男性自身も気持ちいいですし、女性の感度も上がります。
それにつられて、さらに興奮度も増し、射精もスムーズになります。固くなるほど膣の感触も伝わるので、ペニスの感度も上がることになります。
あとはオナニーを禁止することで、刺激を減らします。実は女性とのセックスよりもオナニーをするときの方が、ペニスは圧力を受けていることになります。
膣の圧力に比べて、男性が自分の手でしこしことする方が、圧力が強くかかっています。手の握力が強すぎるのです。オナニーばかりをすると、それに慣れてしまうことになります。
よく締まる女性は、名器と言われます。それだけ男性が早くいってしまうからです。緩いとなかなか出づらいものがあります。
ところが手で強く握ることで、その手の刺激や圧力に慣れてしまい、体が反応しなくなっていきます。普通の女性の性器が緩いと勘違いして、反応しないことになってしまうのです。
そのため、オナニーを禁止することで、その反応を少しでも改善されるので、取り入れてみると良いでしょう。
遅漏改善2:アルコール類を控えて
お酒を飲むと気分もよくなったり、嫌なことも忘れられたりします。さらに緊張を解く働きもあります。
一見良さそうに見えますが、あくまでほろ酔いや軽く酔っている場合です。さらにお酒を飲むのが進んでしまい、酔いが進んでしまうと問題行動を起こしたり、時には重大な体への負担をかけてしまいます。
お酒を毎晩晩酌するような人は、ある程度は飲み方も知って量もコントロールしているのかもしれません。それでも、そのお酒が実は遅漏の原因にもなるのです。
お酒を飲むと、勃起がうまくできなくなる人が多いです。
その理由の1つに、酔うことで、実は勃起を促す神経まで影響を受けてしまい、麻痺をしてしまいます。そのため、勃起できなくなるわけです。
興奮しにくくなっていて、そのためにいつもより射精の時間が長くなるわけです。遅漏でない普通の人でも、時間が延びることが多いです。
そのために、早漏の人はお酒を飲んで伸ばそうとします。遅漏はお酒が逆効果なこともわかるでしょう。
お酒を飲むと、血行も良くなるので、余計に勃起しやすくなるのでは?、という意見も聞こえてきます。
ところがお酒を飲んだときには、ペニスにある海綿体が血液を貯めきれないことになります。そのまま血液は全身を回ります。
つまりは勃起にとって、良い影響はないというわけです。
他にもアルコール分解のプロセスでは、さまざな栄養が使われます。
例えば亜鉛です。実は、亜鉛はかなり重要です。亜鉛が不足すると精子も作られません。アルコール分解でも亜鉛が使われるので、精子も作られずたまらないことになります。そうなると、射精もますます作られなくなってしまいます。
こうしてみると、お酒を飲むことでのメリットはそれほど多くはありません。遅漏を促進するかのように体に逆に働きかけることなります。
遅漏を治したいのであれば、お酒を減らすことも欠かせません。
遅漏改善3:心のリフレッシュとリラックス
次は心の問題です。やはり遅漏になってしまうと、どうしても射精をしなきゃと焦ってしまいます。
すると、ピストン運動も気持ちいいというより、作業のようなものになってしまい、疲労を感じるだけで、苦痛に繋がってしまうのです。
また女性にとっても、私ではいかないのかな…?と疑心暗鬼になるなど、女性の精神面にも悪影響を及ぼします。お互いにかなり苦痛なことですよね。
こうしたことではセックスをするにも緊張してしまいます。まずは、リラックスをすることを、男性も女性も心がけてください。
そのために、たとえば部屋にアロマを使ってみたり、ラブホテルでも休憩やショートではなくロングにしてみたりして、あまり時間を気にしないようにしましょう。
またいつもと雰囲気を変えるため、コスプレやおもちゃを使う方法もあります。コスプレはラブホテルから借りることが可能です。
コスプレのコスチュームが無いときには、例えば女性に裸の上から ストッキングをはかせる、水着を着てもらう、裸に男性のシャツを着てもらう、裸にエプロンなんていうように、簡単に楽しめるものもあります。
リラックス、また気分転換や意欲向上のために、コンドームで1ミリといった超薄型にを使うのも良いでしょう。
着けてみたらわかるのですが、ペニスが透けるくらい薄いです。膣に入れた感触も変わったり、またどんな感じ方をするのだろうと思ってみたり、男性にも女性にも興味がわいてきます。感じ方も変わってきて効果的です。
このようにいつもと違うことをすると、気分も変わったり、気も紛れてリラックスできたりします。
ラブホテルの部屋で時間を長くすることで、チェックアウトの時間を気にしなくて済むようになります。何かしら気になりそうな要素は省きましょう。
また、ラブホテルについてからもすぐにシャワーを浴びるのではなく、おしゃべりやカラオケやゲームをして、時間を過ごしてからセックスをすると良いでしょう。
すぐにセックスとなると、緊張を誘います。何か工夫をすることで、緊張を解きほぐしてください。もちろん、リラックスのためにとお酒を飲むのはいけません。
女性の前で、男性が自分のことを責めたり、ダメなやつだと思うところを見せたりしないように心がけましょう。
男性が自分を責める姿が、女性の自信を無くさせます。射精が遅かったり、できなかったりしても、一体感を楽しめたということで、素敵な時間には間違いありません。
しっかりと伝えることで、きっと満足できるようになるでしょう。お互いに射精にこだわらない関係になることによって、リラックスしたセックスを楽しめるようになるでしょう。
遅漏改善4:精力サプリなどを摂取する
遅漏で問題なのは、時間がかかりすぎてしまうことですが、そのために途中で中折れすることも増えてきます。
中折れとは、挿入はできても、ピストン途中でペニスがなえてしまうことです。これは男性は誰でも1度は経験したことがあるでしょう。
よくあるのは、お酒を飲んだときです。最初は問題なくても、なかなか射精に至らず、そのうちに中折れしてしまうというパターンが定番です。
遅漏の場合も、勃起を維持できずに中折れしてしまいます。時間がかかりすぎるためです。遅漏では、中折れも怖いです。ところで、遅漏が治るサプリや薬はないのでしょうか。
2019年4月時点では、遅漏をすぐに治るような薬やサプリはありません。それなら薬やサプリは使わなくていいかというとそんなことはありません。
先の中折れであれば、薬でED治療薬を使うと良いでしょう。
EDとは勃起不全のことを言います。誤解している方も多いのですが、勃起ができないだけがEDではありません。実は中折れもEDの症状のひとつです。中折れを繰り返しているようであれば、EDの治療を受けなければなりません。
遅漏でも、EDもありえるということです。EDの薬というとバイアグラですが、一粒で1,000円以上とかなり高価で頻繁には使えないかもしれません。
そして、サプリでも使ってほしいものは、亜鉛のサプリです。亜鉛は精子を作るのに必須です。飲むと精子を増え、勃起力を高めるのでおすすめです。
その他は、マカやクラチャイダムのサプリです。これらも勃起力を高めます。こうしたサプリを摂ることで、精子の生成や勃起力を高めることに繋がります。
体質の改善はもちろん、飲んだから大丈夫という気持ちになり、リラックスできるという高価もあります。
肉体的、精神的にも良い効果をもたらすので、悩んだときには使い始めると良いでしょう。安価で手に入れられるものも多いので、試す価値はあります。
遅漏改善5:床オナニー・足ピンオナニー厳禁
オナニーについてはやりすぎはよくない、そして我慢することが必要だと説明しました。それだけでは不十分です。
もしかすると、あなたのオナニーのやり方が遅漏となるきっかけかもしれません。
まずはやってはいけないオナニーのやり方を紹介します。
1つ目は、床オナニーです。やり方はペニスを出したまま、ベッドや床の上にうつぶせになって、そのまま腰を動かします。
これが実は気持ちいいと評判です。圧迫感がいいようです。枕などを使う人もいます。これをやり過ぎると本当のセックスではいかなくなることが多いです。
理由として、床にうつぶせになることで圧迫間や刺激がかなり強くなってしまいます。すると女性の膣出の刺激が弱いと感じてしまい、興奮しづらくなってしまいます。
さらに床オナニーは上下に体を動かします。通常のピストン運動は前後です。床オナニーをやりすぎてしまうと、体がそれに慣れてしまい、普通のピストン運動では物足りなくなってしまうのです。
これらの理由から、床オナニーはおすすめできません。
2つ目は、足ピンオナニーです。寝た状態で足を伸ばしたままオナニーをすることです。
多くの男性が普通にやっていそうですが、これもよくありません。足を伸ばしたままオナニーをすると、足に力が入ります。
普段では足を伸ばして挿入するのは、騎乗位です。しかも男性が射精するので多いのは、正常位や後背位です。
膝を曲げた姿勢です。足ピンオナニーをやりすぎると、正常位や後背位の姿勢が慣れない姿勢となってしまいます。
オナニーのやりすぎと同時に、姿勢にも注意するようにしましょう。
さらにやり方を変えると、遅漏改善につながります。
たとえば、オナニーの時に強くペニスを握らないことです。軽くさわることで、オナニーでの刺激を減らしていきます。
次にオナホールのTENGAを使います。これは膣に似た構造なので、効果的です。ハード、スタンダード、ソフトと圧力が違います。ハードから使っていき、徐々に圧力を下げていくと、膣の圧力で射精が早くできるようになるでしょう。
TENGAを使わない場合は、コンドームにローションを入れて装着し、あとはゴムを動かします。これで膣の感触を再現して、練習する方法があります。
その他には、足を伸ばさずにあぐらの姿勢や、背もたれをしながら膝を曲げる、四つん這いなど、足に力を入れない姿勢でのオナニーをするようにしてください。
オナニーで練習をして、遅漏体質を改善をしていきしょう。
遅漏改善6:刺激の強いAVは観ない
日本ではAVが簡単にDVD、バソコン、スマホなどで、いつでもどこででも視聴できるようになっています。しかも女優もジャンルも豊富で、シチュエーションも凝っています。あなたの好きな顔のタイプからスタイル、見てみたいシチュエーションなどで、興奮すること間違いありません。
こうしたAVを見過ぎてしまうことで、現実の女性とのセックスに興奮しなくなったり、満足できなくなることがあります。
男性は誰でも起きる可能性があります。また、アダルトサイトが充実したことで、無料で、最新作でも簡単に、一部だけではなく、動画全部分の視聴すら可能になってきています。
だんだんとそれを見慣れてくると、面白そうなシーンや興奮しそうなシーン、過激なシーンだけを見て、残りは早送りをしたり、次の作品に移ったり、といった見方をしてしまうようになります。
そうなると、常に刺激のあるところだけを見るため、余計にAVでのセックスがインプットされてしまい、リアルなセックスでの満足度が下がってしまいます。また、視聴時間も長くなってしまい、ますますその興奮が染みついてしまいます。
対策としてはAVを見る時間を減らすことです。すぐに見ないのが良いのですが、少しずつ減らす、過激過ぎないようなものを選ぶなど、刺激を減らすようにしましょう。AVではなく、アダルト画像や成人マンガ、官能小説などを使うなど、工夫してオナニーをすることで、弱い刺激に慣れるようにしてください。
まとめ
遅漏も、以下のことが原因で起こります。
- オナニーの回数とやり方
- 飲酒
- AV視聴時間の長さやその内容
対策もこれまでに述べたような正しいオナニーをしたり、AVの視聴を減らしたりすることで、弱い刺激や膣の圧力に慣れていきましょう。
お酒を減らして体調を整えるようにしましょう。さらに、リラックスできる方法や新しいセックスの楽しみ方を探したり、薬やサプリを併用するなど、精神的な面からも改善を試みてください。
最後は女性のケアも忘れずにすることで、信頼関係を築き、二人で前向きになっていきましょう。
遅漏は決して治らないものでもありません。できることからコツコツとやることで、近い将来、満足のいくセックスと射精ができるようになるでしょう。